日本製 ウィスタ 45 VX ボディ
日本製 ウィスタ 45 VX ボディ
かれこれ45年は前だと思うのですが・・・大判カメラのブームに合わせるように登場した、ウイスタ45シリーズの母体は、ウイスタの前身のリトレックビューである。 フィールド用テクニカルビューカメラでありながら、アオリ機構が大きなことが特長で、スピーディな操作性、コンパクトなこと、などで幅広く愛用されつづけてきた。
元となったリトレックをコンパクト化、３段式フォーカスレールで広角から望遠までをカバー・・・このあたりはリンホフを真似ていますが、何といっても タスキを省き、ボディ全体が動く、いわゆるビュ－カメラまがいのボディスウィングが最大の特徴というか、他のフィールドカメラには見られない構造とアイデアが根強い人気なのかもしれません。
そして、ウィスタのカタログには、より操作性の向上、豊富なアクセサリー群の充実を図って登場したのが、45カメラシリーズの第一号機であるウイスタ45Dで、その後より機能の拡充が図られ、現在のウイスタ45SP・VX・RFに至っている・・・となっているのですが
どちらかと言うと、基本的には同じような仕様に見えてしまうので、更にの 詳しい資料が見つけられず正確なモデル名が「これだ！」と断定出来ずのご案内となりますが、記憶が定かでなく 間違いはご容赦・・・！
これまでに ウィスタ45と言う名前の機械は 何度かご案内しているのですが、当機はこれまでとは異なった機構として、リンホフ風の機構を持つレボリビングバックとなっています、蛇腹交換が可能なモデルはバック部を取り外し縦横と入れ替える構造ですが、当機は取り外すことなく グルリッ ・・と回転するのですょ・・・。
同一の確認のためネット記事を見ますと Wista 45VXテクニカルカメラは、金属製平底式カメラです。前部スタンダード（レンズボード保持枠）を使って、ライズ、シフト、スイング、ティルトのあおり、後部スタンダード（ボディ本体）を動かすことで、バックティルトのあおりが可能です、また収納時には蛇腹をたためば、とてもコンパクに変身します。
このカメラのすばらしさは、大判による画像の質のよさだけではありません。パースペクティブとフォーカスプレーン（ピントを合わせる範囲）を、かなり自由に決めることができます。
フイルム面（後部スタンダード）で、パースペクティブ、またはフイルム面とレンズ面、物面の線がどのように一点に収束するかを決めますが、もっともよく知られているのは、レンズ面、フイルム面、物面が平行な場合と、 1点に集まる場合で光学的にははシャインプルグの法則（ Scheimpflug Rule）と呼ばれているアオリ高価で 主に、パースペクティブと焦点のゆがみを利用して、クリエィティブな画像をつくるために使われます。・・と紹介されていました。
当機VX型 だと思う・・・姉妹機が多い中でこの VX だけが結構高価なのです。理由はレンズ部の鳥居の緻密な完成度にあります、左右へのスライド、スウィング、ライズにティルトが可能で、極めつけはボディ部がティルト可能で、これだけ動くボディは、例を見ません・・と言うか他にはありません、
見た目が同じような姉妹機がありますが、アオリ機構に違いがあります、アオリって何？・・・の方には必要ない機構ですので、ご注意ご注意。
■特に目立つキズ・アタリ・ヘコミは無いように見えます。
■写真のものが全てです。
