ドイツ製 スーパー イコンタ ６Ｘ９ V 型 ｗ/カール・ツァイス・テッサー 10.5ｃｍ3.5 コンパー搭載機
ドイツ製 スーパー イコンタ ６Ｘ９ V 型 ｗ/カール・ツァイス・テッサー 10.5ｃｍ3.5 コンパー搭載機
今回は、画質優先では 絶対のスーパーイコンタ 6X9 の最終型とされる、MXシンクロコンパーを搭載したスーパーイコンタ V 531/2型のご紹介です。
これまでのフォールディングカメラは前蓋を開け、レンズを所定の位置まで
引き出し撮影となるのが主流の時代、イコンタは強力なスプリングの反発力により
ボタンひと押しで組みあがるのです。
ピント調整も機械的にではなく光学的に伝達する
ドレーカイル（回転する光学楔）をツァイス・イコンとカール・ツァイスが開発、
目測式距離合わせのイコンタに対して距離計連動機をスーパーイコンタとして
１９３４年に６Ｘ９と ６Ｘ４.５のフォーマットの異なる2機種を発売、後継機へと展開してゆきます。
さて、初代の６Ｘ９のスーパーイコンタはシャッターレリーズがシャッター直接であったのを、ボディシャッターとした当機を我国ではIA
型と呼び、その後軍艦部をクロームメッキしたものをII
型と区別し、ペイント派と近代派に好みの分かれるところです。
その後、多重露出防止装置と反射式視野枠のアルバタファインダーを載せ、シャッターを MX 切替可能なシンクロコンパーシャッターを開発採用し、ストロボ使用を可能にしています。
何度も申しますが‥ストロボが使える MX切替式シンクロコンパーの人気は特別で、見た目は同じように見えても、コンパーラピッドと比較にならないほど 実用性が違うとの事です、蛇腹カメラファンならではの 「こだわり」 なのでしょう。
さて、前述の V 型 に 本当に珍しい 超人気のカール・ツァイス・テッサー105ｍｍ3.5 を載せてのご案内です。さて、状態ですが そこそこ使っておられたと思われ、メッキエッジ部に欠けスレ/小サビ散在します、写真を多く載せましたのでご確認頂けます。
レンズクリーニング、シャッター整備、距離計調整を済ませております・・・外観は、ご存知の通りツァイスイボもあり、折り畳みファインダーにお約束のコーティング劣化があります、もちろん画像には関係ないのですが、せっかくの程度のいいカール・ツァイス搭載の V型 なのに惜しいと言う事で、この値段になっております。
「売り」はカール・ツァイス・テッサーになります・・・絶体の外観 優先の方には不向きではないかと・・・。
念のためシャッター機構の整備とレンズクリーニング具と距離計調節を済ませました、シャッター機構に３か月の保証が付いています。
■外観、前述内容、基本動作的に不具合は無いように見えます。
■距離計作動、シャッター 全速動作します。
■フィルムは120規格。
■レンズに目立つカビ・キズ・クモリないように見えます。
