ドイツ製 イコフレックス IIa w/オプトン・テッサー 75mm3.5
ドイツ製 イコフレックス IIa w/オプトン・テッサー 75mm3.5
資料雑誌やネット上の書き込みなどによると コンタックスが明らかにライカの対抗機として企画されたものであるのと同様、1935年に発売されたイコフレックスも 1929年に 発売されて大成功を収めたローライフレックスの後を追ったものである。
初めは 各社とも ローライの特許に抵触するのを避けて独自の設計を採っていたが、ローライの 特許が切れるに従ってローライに近づいていったことは否定できない。【I.C.S.PRICE GUIDE 2000 ツァイス イコン特集より抜粋】
戦前戦後を通じて12モデルが製造され、当 II a 型は基本的に戦後の II 型と同じだが、ローライ風にビューレンズの中ほどから流線型のカバー付きアジャストダイヤルを配置、絞り値とシャッター速度が一つの窓にまとめられてビューレンズ上部に移されています。
ボディ右側のノブによるフィルム巻上げ、ワンタッチ開閉式ピントフード、透視ファインダーと機能的に、外観的にもローライに近づいていったのです。
二眼レフに関して、面としての完成度を持つローライに対抗するには、当初 ツァイス・イコンは横送りフィルム巻上げなど、パテントを避け独自の切り口からデザイン的なまとめ方など、点としての長所をセールスポイントとして市場にするしかなかったのでしょう。
二眼レフとして落ち着いた円熟スペックとされる II a 型です・・・さらに露出計を内蔵し最終機となるホバリットは当時はともかく 経年劣化のメーター仇となっているようで 引き合いも少なくなっているのは否めません、スペック的には独露出計付きファインダー内でLV値(ライトバリュー値)をよみ絞りとシャッターに移す方式でメータ以外は同スペックとなります。
ご案内の IIa は左で 前述のホバリットのメーターなしとご理解頂ければ分かりやすいと思います、パーツの色が異なるので違う機械に見えますが 前述内容です。セレンメーターの劣化もありますから 好みの分かれるところでしょう。
状態として年代相応の使いなずみ、持ち回りによるスレは否めませんが、特に気になるアタリ・キズは無いように思いますが、年代なりのネバリ、グリスの乾きも気になりますので、念のため、ツァイス好きの修理のオジさんによるシャッター整備済み。
巻き上げは ちゃん と止まるまで 巻き上げてナ・・・それとピントフードを開かんと シャッターは切れへんからナ 」 と申しております、ご存じとは思いますが 壊れていると思い込まないよう ご注意ください。
お探しの方に お届け出来れば嬉しく思います。
■シャッター機構整備済み。
■ビューレンズ、テイクレンズ共に目立つキズなどは無いように見えます。