ドイツ製 ZEISS-IKON コンタフレックス スーパーB w/Tessar 50mm2.8
ドイツ製 ZEISS-IKON コンタフレックス スーパーB w/Tessar 50mm2.8
戦後の混乱から脱した西ドイツのツァイス・イコンがフラッグシップ的位置づけで開発した超高級一眼レフシリーズのコンタレックスを展開・・ハイスペックを堅牢・緻密でまとめた最終機コンタレックススーパーエレクトリックは標準レンズ付のセットで、例えて言うとハッセルブラッド標準レンズ付セットに価格に匹敵したのです。
非常に高価な価格と一種異様なスタイリング、大きさと重さなどから販売台数は伸びず、前述のコンタレックス系の初期型となるコンタレックスの生産台数は 約32,000台とウィキペデイアでは紹介されていました。またI・C・S・輸入カメラ協会の資料本には、すべての機種を合わせても5万台程度とされていました。
さて今回は、そのコンタレックスの姉妹機として廉価モデルのコンタフレックスが登場し姉妹機が展開されます、
さて今回は、そのコンタレックスの姉妹機として廉価モデルのコンタフレックスが登場し姉妹機が展開されます、機構的に大きな違いはコンタレックスのクイックリターン式フォーカルプレーンシャッター機構に対し、コンタフレックスはレンズシャッター機構を採用、当機は機構上 レリーズ後はみたーが上がったまま ブラックアウトします。
その後 一連の後継機/姉妹機が10種類以上展開されるのですが、クイックリターン機は発売されていません、我が国では クイックリターン式レンズシャッター機は何種類か存在しますので、ツァイス社のポイントは 他にあったと思われ、クイックリターンの必要性をさほど感じていなかったのかもしれません
さて、資料本によるとシュットガルトの西側 ツァイス・イコンの最初の35mm一眼レフは、1953年に発売された コンタフレックスである、これは1910年の英国ニューマン・シンクレア 以来 初の一眼レフで、コンパーシャッターのメーカー、ミュンヘンのフリードリッヒ・デッケル社の協力を得て完成された 2社相互協力の成せる技ですねぇ。
ペンタプリズム固定式、当初のレンズは高級型が 45mm2.8 のテッサー、廉価型がトリプレットの45mm2.8のパンターで ともに固定装着式でレンズ交換は出来ません。その後はバヨネット式でレンズ交換が可能となりました。
当機はセレン式の露出計連動型とし、さらにEE機構を追加したコンタフレックススーパ-Bになります、今ではTTL 測光で当たり前ですよね、でも当時にしては画期的というか 先端技術だった筈・・・
さて、状態として、特に目立つアタリ/キズなど無いのですが、ファインダー内に小ボコりが2ケあります、機能的には不具合では無いのですが、気にされる方に 「気にしないで・・」と言うのも何ですし 何と言っても70年近く前の機械とご理解いただき、大目に見てください。
念のためシャッター機構の整備を済ませ動作確認を済ませております、ツァイスのレンズシャッター一眼は構造が複雑ですので、オー○○ョンなどの外観ばかりの格安 動作未確認 の機械を掴まされないよう tご注意ください。
近代一眼なみの絶対精度・耐久性を求められる方はご容赦いただくとして、前述のシャッター構造をご理解いただける方に お届け出来れば嬉しく思います・・・自前整備を済ませておりますのでジャンク品の様に格安ではありませんが 出来る範囲で価格的にも抑えております。 レンズはあの銘玉ツァイスのテッサー 45mm2.8・・・ドイツ製。
■シリアル:E7008 3800751。
■ボディは年代なり、シャッター機構整備、レンズクリーニング済み。
■レンズに目立つカビ、拭き擦れ無いように見えます。