ドイツ製 フランツ コッホマン コレレ34 E..Ludwig Vidar 5cm4.6
ドイツ製 フランツ コッホマン コレレ34 E..Ludwig Vidar 5cm4.6
資料雑誌によると1930年頃にコッホマン氏により製造された 4本のストラットによる 小型クラップカメラです、今回ご案内のモデルは127規格フィルムを使う コレレ 3X4 型でレンズはコッホマンによる設計の Ludwig Vidar 5cm4.6 をダイヤルセット式のプロントシャッターにマウントして載せています。
さてご案内のコレレのスペックは次の内容です、
製作者:Kochmann
レンズ:E..Ludwig Vidar 5cm4.6
シャッター: T.B. 25.50.100.セルフ付きプロント
フィルム:127 画面;3×4.5cm
シャッター自体がリムシャッタ以前のダイヤルセットであり、ボディ側 のファインダー横にワンタッチでスプリング仕掛けで飛び出すボタンを装備したモデルになります、多分 レンズを含め コッホマンオリジナル仕様 だと思われます。
とび出たレンズを 安定位置に収めるには レンズというかボード部を「カチッ」と言うところまで、とひ出すように動かすのです。
その後のモデルにはレンズ部にフード兼用のカバーが付けられ、さらに、レンズやシャッターにバリエーションが展開され、、6X6 フォーマットも加わって 右写真のように だんだんメタボに・・・
大口径レンズや高速シャッターなど それはそれでいいのでしょうが、この初期型の様に 寒々しいと言うか 飾らないシンプルさには、捨てがたく 得難い魅力があるように見えるのです
話を例えて説明しますと 健康食品の「冷ややっこ」に焼き肉、チーズをトッピングさらにデミグラスソースをかけるなどして そのままで健康的なものを 金と時間をかけて まんまと不健康食品に仕上げているように思うこの頃です。 コレレも しかり 初期型 コレレがいいなぁと思っているのです・・・あくまで個人の意見です、軽くお聞きおき下さい・・・それだけのこと。
また 目測は不確実だとおっしゃられるかもしれませんが、人間の「これくらい・・」というのは結構正確で慣れれば済むことです、ベスト半裁(4X3cm)判の当機は、レンズの関係もあり コンパクトに折り畳め、いまなら デジタル一眼レフよりも小さな中判カメラとして,ちょっとこだわる方には、かえってシンプルでいいように思える。
ご案内のベスト半裁モデル ベスト判 フルサイズモデル
状態として、ほぼ90年前の機械で 長期保存されていたかと思われます・・・保管中の塗装劣化などもあり それなりの外観、年代もあり 念のため 各部グリスアップ、シャッター機構整備、レンズクリーニングなどを済ませました、年代もありますのでシャッターのに3ヶ月保証はご勘弁願います。
コレレ初期のスペックです、使いこなしてみませんか、いまでも十分楽しめます・・・いかがでしょうか?
■外観、前述内容 特に不具合は無いように見えます。
■シャッターの セルフ、全速動作します。
■フィルムは127規格。
■レンズに目立つカビ・キズ・クモリないように見えます。