スイス製 ボレックス H8 Reflex + Macro-Switar 38mm1.4 + マウントアダプター他 まとめて
スイス製 ボレックス H8 Reflex + Macro-Switar 38mm1.4 + マウントアダプター他 まとめて
これが、ボレックスの レフレックス光学回路のターレット式、アダプターで対応レンズが使用可能、さらに 長尺フィルム対応という・・・メカの極めつき のハイエンド8ミリ・・・BOLEX H8 Reflex
ほぼ45年ほど前になりますか・・・自分は小型映画という雑誌に感化され8ミリの機械に凝った時期があり、別に作品を撮るわけでもないのですが、同趣の面白がりが集まり 「映画ごっこ」をするわけです、その方面に取り立てた才能/能力の無かった自分は機械を揃えたり、記録係程度のパシリだったのですが、今となっては その頃の思い出が、脳内海馬の奥深くにしまわれたのか、心のひだに沁み込んでいるのか 忘れたくても忘れられない。
さて、その頃に彼女がいたわけでもない自分は、 自由気ままに使えた小遣いで お気に入りだったボレックス製8ミリを買い集めては机上に艦載機よろしく並べては喜んでいたのです。
今回は その中から特徴のある Cマウントターレットの ボレックス H8 Refrex のご案内です、
さて、資料記事などをまとめますと ボレックスH8(Bolex Model H8 、1936年発売) は ボレックスH16型のボディーを流用したダブル8規格の8ミリで、一眼式に直した HR 8 Reflex はC マウントの3本ターレット式で、コマ速度は 1、12、16、18、24、32、48、64コマ/秒のマルチスピード、
フレームは基本的に16ミリですから 2.6kg と大きく重いが、50と100フィート巻のダブル8フィルムが使用出来、供給と巻取が独立したダブルスプロケットによる安定したフィルム送り機構、一巻き6mも送れる強力なスプリングモーター、精巧な尺度計とコマ数計を備え巻戻撮影も可能。
さて、ご案内のモデルは 名前通り焦点面のあるレフ式ですから レンズを通したピント合わせも可能ではあるのですが、小さな焦点面のため外付けファインダを使う方が楽だったのでは思われます・・・ともかく プロ機並みの機能を持っていたためハイエンド8ミリ愛好家の間で長く愛用されたモデルだったのです。
当時は ダブル8からスーパー/シングル8の時代になって、ダブル規格のボレックスH8 をダブルスーパー規格改造したボレックスH8ダブルスーパー機(キヤノンスクーピック同規格)が出回っていたらしいのですが、きっと高価だったのでしょう 自分は見たことがありません。
スーパー8改造機は画面の関係から、レンズのイメージサークルも異なるので 16mm用レンズを流用のためCマウント規格が多いのですが、Cマウントの8mm用レンズも Cマウントに直し少数用意されており、当機には専用のマクロスイタ―38mm1.4 H8 RX が付属、絞りを変える事で深度表示が変わるなどのギミックも人気のひとつですが、やはり画質にあるのだと思っております。
本機には、M42 と オリンパス OM 用のマウントアダプターが付属し、上写真の様に取り付けて超望遠効果を楽しめます。・・M42マウントは手作りだった頃の物らしく、偶然 入手したときは嬉しかったなぁ。
ほぼ70年を経た、ゼンマイの反発力・ドラムのはずみ力で動く機械仕掛けの8mmカメラです、テストフィルムでのフィルム送りは確認いたしました、絶対の精度を保証出来るものではない事をご理解いただける、クラシックなゼンマイ式8mmファンの方々にはオススメです。
■シャッター 全速作動します。
■各レンズ、出来る範囲のクリーニングを済ませました。
■電動ではなく、スプリングの反発力で動くものである事をご理解下さい。
■写真のYVAR15mmはオマケとなります、Cマウントですが当機には使えません。
■写真にはありませんが本体には100フィートリールが付属、写真の望遠レンズはイメージです 付属しません。