スイス製 ボレックス ズーム レフレックス P3 .w/Berthiot Pan-Cinor
スイス製 ボレックス ズーム レフレックス P3 .w/Berthiot Pan-Cinor
フランスは ソム社製ベルチオズーム パンシナ―を搭載し、電動ズームとした P3 モデル
さて、ボレックスの小型8ミリカメラは、手元のBOLEX 8 GUID の Bolex Evolution によると1940年に シングルマウントでコマ速度16 オンリーという定速のモデルが L,8 として登場、その後12コマ/32コマのマルチ速度のバリエーションを展開している、
その後 デザインを一新したシングルマウントC,8 と ツインターレットのB,8 そしてトリプルターレットのD,8 を1954年に発売しています。
この時点でかなり市場を席捲していたようで、その後マルチスピード、シャッター開角度、視野可変ファインダーと露出計などを組み合わせて姉妹機を展開、幅広い市場をおさえるのに成功したようです。
時代が、ターレットからズームに移ると、ボレックスも 既存のB/D型にレフレックスビューファインダーを備えたズームレンズを組み合わせた ズーム レフレックス P1 とビュファインダーを簡略化した P2 を発売したのです。
そして、さらに露出計を組み込み、ズームを電動化しパワーズーム機として P3型を完成させたのです、
今となっては、当時の専用電池がある訳でなく、実用にはならないのですが、テスターで通電させると 「ジジ・・ッ」とモーターが動いたので、ひょっとしら動くかも・・と色気が出て、修理のオジさんに整備を御願いしたら 「内部点検 分解掃除済み、3Vで駆動するみたいやなぁ・・」 で仕上がってきました。
ただ当時の電池規格が不明で、現行電池では収まらず、無加工現状でのお届けとなります、
当機はボレックスのゼンマイ式 D型の 最後のモデルになるので、いかにもボレックスらしい気がしております、とはいっても 個人的な好悪もあり、どちらかというと 実用よりも当時の機械が存在し動かし操作を楽しめる・・と言うのが{売り」ではないかと 思っております。
見た目もありますので、野暮は言わないっ・・と
カメラ本体は、ほぼ70年を経た、ゼンマイの反発力・ドラムのはずみ力で動く機械仕掛けの8mmであることをご理解いただき、お楽しみいただければ 嬉しく思いますし、スタッフ一同励みになります。
■シャッター機構整備済み 全速作動します。
■各部、出来る範囲のクリーニングを済ませました。
■本体は、スプリングの反発力で動くものである事をご理解下さい。
■本体には写真のリールが付属。