日本製 宮川製作所 Picny ピクニー
日本製 宮川製作所 Picny ピクニー
宮川製作所による Picny:ピクニーです・・・似てはいますがゲルトではありませんぞ!
いつもの camerapedia によると宮川製作所が設計・製作し、三越デパートで1935年から1940年までの5年間販売され、
シートメタルをプレスしたゲルトと異なりPicnyの本体は、板金式(IIIbまでのライカスクリューモデルのボディのような)金属チューブから作らしているようだ。 レンズは藤田光学器械のPicny Anastigmat 40ミリメートル f 4.5 をオリジナルのT.B.25.50.75.100 の5速シャッターにマウントして載せています。
オリジナル ピクニーは1935年10月にブラック仕上げで販売され、1935年10月付けのアサヒカメラに広告が掲載され、ディストリビューターは、三越百貨店(三越写真機売場、三越Shashinki Uriba)と紹介され、広告では48.80円(48円80銭の事かな?)とケース、レンズフードなどのアクセサリーが1.20円(1円20銭の事かな?)との記述もあったとの事です。 【 camerapedia 参考 】
ピクニーと言う名前のカメラは35mmでも見かけた記憶があるような・・無いようなハッキリしませんが、ウェブ上でも見かけませんから、自分の勘違いなのかも知れません、いずれにしても少数の生産で終わったのかも知れません。
さて、当機の状態として 経年のヨゴレ、メッキ部のクスミなど点々とあるのですが、特に目立つアタリ・キズなど無く、70年近い時代を経た機械としてはいい状態で残っていると思います。 ゲルトよりもコンパクトで、前述のシームレスボディも魅力的です。
なんだ かんだ・・と言っても camerapedia を信用すると80年前の機械ですから、フィルム感度や規格も今とは異なり、レンズもそれなりの描写力だと分かってはいるのですが、この小ささは捨てがたく、チマチマした姿は思いっきりキュートで、売りたくないなぁ・・・と一度は言ってみたい。
念のため、レンズクリーニング、シャッター整備を済ませました、シャッター機構に3ヶ月の保証が付いています、でも無茶はご容赦、80年前の事なので・・・。
■外観、経年の使いなずみ、ヨゴレあります。
■シャッター全速動作します。
■フィルムは127規格。
■レンズは年代相応、目立つキズ・カビは無いように見えます。
■127スプール1本付属します。
■写真のケース(イタミ・擦り切れあります)付属します。